
当社のSPCフローリングは、便利な「クリック式施工」を採用しております。
従来の接着剤を使用する方法とは異なり、接続部をはめ込むだけで、スムーズに施工が完了します。これにより、施工時間を大幅に短縮することができます。
DIY初心者の方でも簡単に取り扱えるため、自分で設置するのが不安な方でも安心です。さらに、取り外して再施工が可能なため、賃貸物件にも最適です。冬場の床暖房にもご対応可能です。
下記に設置に関する注意事項や設置手順、メンテナンス方法をご紹介しておりますので、ぜひ設置前にお読みになってください。
SPCフローリングは正しく設置し、メンテナンスしていただくことで長い期間にわたり美しい状態を保つことができます。
使い方を誤ると、指などのけがの原因となります。
刃物をお使いの際は十分に周囲、使い方にご注意ください。
仕様上の注意
- 本製品はフローリングです。それ以外の目的・用途で使用しないでください。
- 本製品は防水仕様ですが、防湿剤としての使用を目的としたものではありません。
駅、空港などの多くの人が行き来する場所や多くの台車、車両が通行するような場所に使用しないでください。 - 明るい環境にて製品を確認し、目に見える破損がないか確認してください。
色や光沢の欠陥、フローリング端の損傷がないか確認してください。 - 設置前の搬入作業などで乱暴な取り扱いをすると破損する可能性があります。
フローリングの保管、輸送、取り扱いにおける破損を防ぐために、平らな場所で保管し丁寧に扱ってください。 - 本製品は重量があります。適切な持ち上げ方、機材を用いて怪我のないよう注意してください。
- 保管の際は高温多湿な場所、直射日光の当たる場所を避けてください。
膨張・収縮でサイズが変更する恐れがあります。 - お子様の手の届かないところに保管してください。
施工前の準備
設置前に部屋の表面積を計算し、5%~10%多くフローリング量を計算し準備します。
本製品は熱による膨張・収縮が極めて小さくなるよう設計されたフローリングですが、気温の変化によりわずかにサイズが変化する可能性があります。特に、寒冷期に施工し、夏場や床暖房使用時に膨張すると割れが発生する可能性があります。施行時の室内温度は17度~25度の範囲に保って設置してください。フローリングを箱から出し室温になじませてから設置します。寒冷期に床暖房設備のある場所に設置する場合は、床暖房を使用した状態で設置してください。
設置する床の状態を確認します。施工前の床は平たん、滑らか、異物がないこと、油などの汚れがないこと、乾燥していて構造的に正常であることが必要です。
くぼきや深い溝等がある場合にはセメント質のパテ等で修復してください。
2mmを超える凸部がある場合は削って隆起を取り除いてください。既存のフローリングの上から施工する場合は、きしみ音が出ない状態に修復をしてから設置することをお勧めします。変色が見られる場合、床下にカビや害虫が発生していることもあります。確認することをお勧めします。
設置のポイント
3~4箱の板を混ぜて作業をすると、より自然な柄のつながりが出ます。
壁や柱との間に6mmの隙間を設けてください。隙間が不足すると音鳴りの原因となります。長手方向のサネをはめてから、短手方向のサネをはめていきます。
長手方向のサネをはめる際は、斜めから差し込み、きちっとサネを合わせてから床におろします。短手方向は上から抑えて、ゴムハンマーなどでしっかりとはめ込みます。正しくサネがハマっていると、つなぎ目に段差や隙間が生じません。
隙間がある場合は、もう一度正しく差し込み直します。
静音性を高めるには、1mm~1.5mmの硬度のある静音材を設置することをお勧めします。柔らかい材質の静音材を用いると、沈み込みにより床材が平坦に保たれないため、ロック機能に異常が生じます。
必要な道具
《設置において必要なもの》
- ほうきや掃除機などの清掃用品
- カッター
- 巻き尺
- 定規
- 鉛筆
- ゴムハンマー
《あると便利なもの》
- 手袋
- 安全メガネ
- ニーパッド
- 位置を記す墨つぼ
- チョークライン など
設置の手順

1. 最初の列を壁面に長手方向を合わせます。6mmのスペースを空けて設置します。

2. 次に短手方向を合わせてゴムハンマーなどで軽く叩き、表面が平滑になるようにします。正しくロックされていない状態で強く叩き込むと破損の恐れがあります。ロックされないときは、異物や損傷がないか確認してください。これを繰り返し、部屋の隅まで設置します。

3. 部屋のすみまで設置したら6mmの隙間を確保し、カットする板のサイズを測定します。

4. 板に測定したサイズを記し、定規を当てカッターで数回切り込みを入れます。切り込みを入れた側を拡げるように折り曲げると自然に切ることができます。裏面のクッション材はカッターできれいに切り取ってください。

5. 先程のカットした残りを2列目の先頭に戻り、長手側を斜めにして差し込み、壁側の端部を1列目同様に壁から隙間を空けて設置します。

6. 次に、新しい板をまず長手側を斜めに差し込んでから、横へスライドさせて短手側の位置を合わせて下におろします。ゴムハンマーで軽く叩き、表面が平らになるよう固定します。

7. 2列目全ての設置が終わったら、不要な板などを使い当て木をしてハンマーで1列目方向に押し込みます。隙間が生じていないか確認します。問題なければ3列目を上記の繰り返しで設置します。

8. 最初の2~3列目の設置が終了したら、設置したフローリング全体が部屋に対してまっすぐになっていることを確認します。これは、壁側に不規則性があった場合にフローリング全体が曲がって設置されることを防ぐためです。この段階であれば分解をせずに位置を調整することが可能です。

9. 最後の列を設置するときには、一つ手前の列の板にピッタリと新しい板を重ねて起き、壁側にもう1枚の板を当ててカットするラインをマークします。こうするで最後の板の幅を正しくカットすることができます。

10. パイプ用の穴が必要な場合には、パイプ直径よりも大きい穴をあけてから直線でカットします。
メンテナンス
柔らかい毛のモップ、ソフトパットやローラーの付いている掃除機、住宅用スチームモップ、スプレーモップなどで汚れやほこりを除去します。業務用バフなどで研磨はしないでください。 こぼれた液体が長時間放置されると色がとれにくくなります。重量のある家具や椅子にはフェルトプロテクターなどの床保護材を使用することをお勧めします。ラテックス・ゴムの裏地がついたマットは、長時間使用すると変色を起こす恐れがあります。頑固な汚れを拭き取る際は、ミネラルスピリットか変性アルコールを用いてください。研磨クリーナーや漂白剤、ワックスは使用しないでください。
施工動画
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